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【CAが教える】持っていたら役に立つスキルは?

CA

みなさんこんばんは!久しぶりのぴょんすです。

前回から長く時間が経過してしまいましたが、今回はCAとして持っていたらとても役に立つスキルについてお話します。
OB訪問でいつもいーーーーーーーーーーーーーっつも聞かれるこの質問。
それだけ気になるということだと思いますし、CAになるためなら少しでも他の人より優位になりたいという気持ちは当たり前ですよね。
といっても、そんなに珍しいものはないので安心してください。

私の経験上ですが、CAの採用面接では一般企業とは見られている要素が違う様な気がします。
例えば、嬉しかったこと、悲しかったこと、怒ったこと、特に感情に関する内容が多く、この人はどんな時にどんな感情を抱くのか、そういう質問が多かったですね。
その他には普段どういうことに関心があるか、趣味は何かという内容が多く、遠回しにCAになるためにどんなことに励んでいるかを探られているようでした(気にし過ぎでしょうか笑)
これまで長くCAとして働く中でそういう質問が多くなる理由はなんとなくわかりますし、私の既卒入社同期の多くも同様の内容だったので、恐らくその傾向はあるのだと思います。

そんな時に、これからお話するスキルについてアピールすることが出来れば、CAとしての適性を見せられると思いますので、是非参考にしてみてください。

私からは、CAとして働く上であったら便利なもの、実用的なスキルについてお話しますが、コミュニケーション能力や人当たりの良さなどCAとして持っていて当たり前なもの、又は、看護師、介護士、救命救急士など、取得するには難しすぎるものは省略します(既卒の方であれば大きくアピールになるはずです)

では早速第5位から紹介していきましょう!言い忘れましたが、ランキング形式で行きます!笑

第5位:イラスト・折り紙

飛行機を利用する方って色々な方がいますよね。
これからの時期は受験生が多くなると思いますが、ハネムーンの人、初めての海外旅行の人、仕事で出張に行く人、色々な人が乗っています。
受験生なんかでは、もしかしたら人生初のFLTかもしれませんし、受験だけでも十分緊張しているのに、初めての一人FLTだったらもっと緊張しているはず。
そんなとき、CAからかわいいイラストが描かれたメッセージカードなんてもらったら、人によっては惚れてしまうかもしれませんよ(笑)

この前、確か芸能人の橋本環奈さんが、ANAのCAからメッセージカードをもらって感動した!ってSNSで発信してましたよね。それぐらい影響力のあるものだと私は思います。

喜んでもらえることが大好きな人にとっては、すごくやりがいのあることですよ!
ハネムーンなどは特にそうですが、CAにとってはただの1便かもしれませんが、お客さまにとっては大切な思い出の一つですからね。
そういう意識を持ってFLTに臨めるか、これ、結構大事な考え方だったりします(面接でも)

目的地までの移動手段、人によっては飛行機ってその程度なのかもしれませんが、そんな中でも気持ちの良いサービスを受けるときっと大きな思い出になると思うし、また利用したいって思っちゃいますよね。

忙しいサラリーマンの場合、飛行機の中でも仕事をしていることが多く話しかけるなオーラが尋常じゃないのですが、忙しそうだからといってサービスしないとクレームになるし、声を掛けたら嫌がられるしとても厄介な相手。
人それぞれの過ごし方があるし、必要だったらこっちから言うから!(怒)という気持ちもわかるのですが…。そんなときも、かわいいイラストを付けてコーヒーを渡すことが出来れば、かなり効くと思います(笑)

人によってはコーヒー嫌いもいるし、頼んでもないのにコーヒーが出てきたなんてクレームされることもゼロではありませんが、そんな人は余程ひねくれているし、仮にそんなことがあったとしても、そういう相手を想う気持ちについて、会社がとやかく言うことはありません。
そこは失敗を恐れずどんどんチャレンジして欲しいですね!

一歩踏み込んだサービスと余計なことは紙一重ですから。

まとめ

・CAにとってはただの一つのFLTでも、お客さまにとっては大切なFLTであることもある。言葉だけでなく形に残せるスキルがあると便利!
・一歩踏み込んだサービスと余計なことは紙一重。失敗を恐れず積極的にチャレンジして!

第4位:パソコンスキル(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

意外でしょ?笑

これは機内サービスを行う上では勿論必要ありませんが、今後CAとして長く働く上で必要なことだと私は思います、と言いますか、本当は1位にしたいぐらい。
特に、CAとして長く勤務し続ける上では、かなり重要な部類に入るんじゃないかと思います。
簡単に言っちゃうと、CAとは異なる仕事を経験しCAとしての知識の幅を広げることでモチベーション維持に役立つ。しかも地上勤務を経験すると早くから昇格できる可能性が高まる。
そうなると仕事の領域・裁量が大きくなってさらにやりがいを感じられるようになる、といったところです。
そういう立場に就くためには、必要最低限度のパソコンスキルが必要になりますので、パソコン関連に対してアレルギーがある方、アビバに急げ!

ここは少し長くなるので、また別の機会に詳しくお話しますね。もちおが(笑)

第3位:お酒関連(ワインソムリエ、焼酎アドバイザー、利酒師)

お酒に関する知識があると、お客さまとのコミュニケーションがやり易くなるだけでなく、自分の身を守る上で役立ちます。
特にビジネスクラスのお客さまはお酒好きな方が多く、しかも単なる酒好きではないこだわりのある方が多いので、これはどんなお酒?甘い?辛い?など、銘柄に関する質問がどんどん飛んできますから。
あと、お酒は命に関わる事故が起きることもあるので、詳しくなくても構いませんが、誤提供を防止するという意味で少しは知識があったほうが良いですね。
例えば、酒好きの方にとっては信じられないかもしれませんが、日本酒と焼酎を間違えたりなんてことはよくある話。

私は焼酎や日本酒は飲まないので知らなかったのですが、焼酎って色々と種類あるんですよね?芋とか麦とかそばとか。
そうなるとそれぞれアレルギーを持った方がいらっしゃるので、日本酒を頼んだのに間違えて麦焼酎を出してしまった、しかもその方に小麦アレルギーがあって飲んだら体調が悪くなって大きなクレームになった、なんてこともなきにしもあらず。

クレームならまだ良いですが、アレルギーの重さによっては最悪の場合、命を落としてしまうことだってあり得るので、お客さまとのコミュニケーション促進のためだけではなく、自分の身を守るためにも一定度の知識は必要です。

この辺りは勿論訓練で習いますが、中々難しいんですよ。
訓練で苦労をしている人をたくさん見てきましたし、相変わらずお酒作るの失敗する人もいます。
訓練が終わると中々練習出来る機会もないので、最初からアルコールについて知識がある、若しくは、抵抗がないようであればベターだと思います。

CAはお酒好き?飲みニケーションで良好な関係構築!

CAはお酒好きな人がとても多いので、もし自分がお酒飲めればとても良い関係が築けると思いますよ。
最近航空業界はアルコール関係で頻繁に不祥事が起きているので昔ほどではないですが、やっぱりパリにステイするときはワイン飲みたくなるし、ドイツに来たらビールが飲みたくなりますよ!そりゃあ!
そういう時にお酒が少しでも飲めれば付き合いの良い子、って先輩から思われますし、上司や先輩と良い関係が築ければ周りからサポートが得られやすくなり、働きやすくなります。

俗に言う、飲みニケーションってやつですかね。会社組織ってそんなもんですよ。
少し前までは面接でお酒の話をしても大丈夫でしたが、最近はシビアになってきているので避けたほうが無難かもしれません。

でもみんな本音はお酒大好き…大きな声じゃ言えないけど…

第2位:旅行関係(旅先の観光・グルメ情報、世界遺産検定など)

これは説明不要というか、ある程度関心がないと厳しいです。
CAとして働いていると、「これから〇〇に行くんですが、どこか良いところないですか?」と、ふとお客さまから話しかけられることが多々あります。
CA=世界を飛び回る人、旅行好き、旅慣れた人、詳しい人、このぐらいに認識されているからだと思いますが、これは本当に多い。

そんな高い期待がある中で「わかりません…」って言いたくないし、お客さまにも自分が行って楽しかったところに行って欲しい。
もっと言うと、自分が行っていないところを教えてもらって今度行ってみたい!そう思うぐらい私は色々と話をしてしまいます。仕事ほったらかして(笑)

旅行については、何か資格を取っておけば良いというわけではなく、世界を飛び回る仕事に就くのだから関心ないと辛いよ、という感じです。
資格があるから有利になるとかありませんからね。

第1位:語学力(資格ではないスピーキング力)

この必要性は私がとてもとても痛感しています。

もっと英語が話せたら、中国語が話せたら、ベトナム語が話せたら、フランス語が話せたら…いつもそう思っています。伝えたくても伝わらない、教えてあげたくても話せないから教えてあげられない、すごくもどかしいですよ。
だから語学が堪能だと、本当に大きなアドバンテージになりますし、間違いなく重宝されます。

意外かもしれませんが、CAって語学堪能な人が多いイメージあると思いますが、実際はそれほど多くないんですよ?

TOEICとかのスコアが高い人はゴロゴロいますし、900点オーバーなんて山ほどいます。
でも実際に英語がペラペラ話せるかというとそうではなく、いざその時になると逃げちゃう人も多いのが実情。

大事なことは、語学力はTOEICでは測れないということ。

英語が出来るだけで十分ですが、プラスもう1か国語話せたら最強です。
もう一つ選ぶとすれば、中国語ですね。中国人の方って、英語話せない人が圧倒的に多いので、平気で中国で話しかけてきます。
中国線では大抵外国人CAも乗務しているので、困ったら呼べばいいのですが、それを自分一人で解決できるとなるととっても貴重。

是非語学力は磨いておいてください。証明するには現状TOEICや英検しかありませんが、しっかりスピーキング出来るのであれば何かしらでアピールすべきです。
語学についても別記事でもちおにまとめてもらいますので、良ければ参考にしてみてください。

番外編

ランキングには入れていませんが、他にあったら良いと思うものを書いておきますね。

①整理整頓アドバイザー
②手話技能検定
③看護系資格
④サービス接遇検定

個人的な見解ですが、秘書検定は不要だと思います。
看護系やサービス接遇検定はあればベターですが、訓練で学ぶので基本的には不要。ただ、あったところでどうにかなるものではないものの、あれば熱意の証明として一縷の望みはあると思います。

まとめ

全てに共通するのは、相手に尽くす、ということです。
もしかすると将来的に可能になってしまうかもしれませんが、機内サービスを行うだけであれば、ロボット(AI)に任せておけばいいんです。
技術的に追いついていないからという理由はあるものの、人間にこだわる理由って、やっぱり一般的なサービスにプラスアルファした部分だと思うんですよね。
そこでどれだけ寄り添ったサービスが出来るか、どれだけお客さまのことを考えて出来得ることをしてあげられるか。

言われなくても自分から進んでやってあげる、みんなが喜んでくれるなら労力を惜しまない、CAには “相手に尽くす” そんな気持ちがとても大事です。
今回ご紹介したスキルは特に真新しいものはありませんが、相手を喜ばせることが好き!そんなことであれば正直何でも良いと思います。

体力とかサービス精神とかチームワーク力とか、そういう面接用の聞こえの良いフレーズを並べるのも良いですが、

“相手を喜ばせることが好き”

こういう直接的で純粋な表現、私はこの言葉がすごく好きですし、結構効きますよ。私も思い返せば面接のときによく使っていました。
そういう人だったら、相手が喜んでくれればもっともっと尽くしてあげようと思うので、良いサイクルが生まれますよね。そういう人って、CAとしてすごく受け入れられると思います!

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