どうもみなさん、おはこんばんにちは。
長かったゴールデンウィーク、まもなく終わりですね。
就職活動中の方々にとって、これからの過ごし方はとても大切です。
今遊べなくても、内定さえもらえれば卒業までGWよりも長い休みになりますので、
コロナで外出も出来ませんし、最後の準備期間としてしっかり準備しましょうね。
今回は、そんな1次面接を控えた直前期にやっておくべきことについてお話します。
採用選考を通じた戦略を立てる
これまで自己分析など準備を行い、何が自分の強みか、何をアピールすべきか準備出来ていると思いますが、
これからは採用選考を突破するための戦略が必要です。テクニックではありません。
とはいっても、そんな大それたことではなく、
その①:キャラクターを一貫させること
ESで書いたこと、面接で話すこと、控室での立ち振る舞い、全て一貫させてください。
例えば、周囲を引っ張るリーダーシップをアピールしているのに、グループディスカッションでリーダーシップを取らない。
周囲協調型なのに傾聴しないなど、アピールしたい方向性と矛盾しないこと。
前回はこんなこと言っていたけど、今回は全く違うことを言っている。
面接ではニコニコしているけど控室では愛想が悪い、そんな矛盾した言動で企業側に不信感を与えてはいけません。
そんなことが万が一にでも起きてしまわないように、いつ誰にどこで何を見られてもブレない自分でいるために、
採用選考を通じて自分という商品の中で何が最も大きなウリなのか、もう一度しっかり整理しておいてください。
そして、選考会場に一歩入ったその瞬間から、常にそのウリを念頭に行動してください。
面接において、矛盾ほどネガティブなものはありません。
なぜキャラクターを一貫させる必要があるのか、お話ししていきますね。
なぜ面接は何度も行うのか
どの企業も採用選考は複数回面接を行いますよね。
何回面接するかは企業によって様々ですが、CA採用では3次面接が最終となり、
現場担当者 → マネージャー → 部長・役員クラス
大体こんな順でステップを踏んでいきます。
そもそも、なぜ何度も面接を行う必要があるのでしょうか?
最初に答えを言ってしまいますが、
この人と一緒に働きたいと思えるか。
これを複数の社員の目で確認したいからです。
そんなの好き嫌いじゃん!って思うかもしれませんが、残念ながらその通り。
勿論、会社が用意した評価軸を基に評価するし、一緒に働きたいと思う軸というのはある程度共通したものがあるので、
単純に好き嫌いだけで判断することは絶対にあり得ませんが、
最終的な面接通過可否の判断は面接官に委ねられているので、往々にしてそうなるという話。
だけど、あなたが面接官だと思って考えてみてください。
「素晴らしいキャリアだけど、人格が好ましくない」
接客業であるCAにおいて、そう思う人を採用しますか?
CAは、金融業界の様に個人の実績が重視される世界とは違います。
どれだけ優秀な成果を残してきた人であっても、協調性がない、チームワークが出来ない、
或いは、相手の立場になって考えられない、ウソつきなど、人間性に難のある人が採用されることはまずありません。
素晴らしいサービスにはチームワークが不可欠です。
そして、チームワークを発揮するには、上司・同僚との良好な人間関係が大前提。
お客さまから親しみやすさを感じてもらえるCAになることは勿論ですが、同じ社内の人間からも信頼される人間でなければなりません。
企業理念に合致した人材であること、CAとして適性があること。
そんなことは当たり前。これだけで面接突破出来る程、CAの選考はEASYではありません。
チーム全員で素晴らしいサービスを実現させるには、誰からも好かれる人材であること。
これを忘れないようにしてください。
何のための面接か
複数の社員の目で見るといっても、いたずらに面接回数を増やすわけにはいきません。
せいぜい3回程度(事実、CAの面接は3次面接が基本最終ですよね)
そんな短い中で、一緒に働いたこともない学生が良い人材かなんて判断出来るわけない。
判断材料の一つとして、皆さんからESを提出してもらい、面接でエピソードを聞かせてもらうわけですが、
作り話かもしれないし、話が盛られていることなんて日常茶飯事なので、その真偽を確かめるために、企業は色々な視点から確認しています。
そこで必要になる戦略が、最初皆さんにお話した、 “キャラクターの統一” になるのです。
面接では、矛盾してしまうことほどタブーなものはありません。
例えば恋愛で言うならば、
意中の男性が「ボクはやさしい男性だよ」と言っておきながら、レストランで注文を間違えた店員さんに厳しく叱責していると、
「そんな些細なことで怒るなんて、本当に優しい男性かな?」
そう疑問に思ったりしませんか?
そして一度そうやって疑いを持ってしまうと、この男性が本当に優しい男性なのかどうか、試してみたくなるのが人間の性。
こんなシチュエーションに遭遇しさえしなければ、敢えて確認しようなんて思わなかったのに、
男性の言動が矛盾した姿を見てしまうと、途端に男性を試すような質問をしたり、引っ掛けるようなことを聞いてみたり。
面接も全く同じ。
学生が矛盾したことを言ったり、学生の言動が矛盾していたりすると、
これまでの印象が本当に正しいのか、面接官は確認したくなるもんです。
面接は学生にとって、自分を採用してもらうための一つの機会かもしれませんが、
企業にとっては、企業理念の実現に向け、これから長く共に働く仲間を採用しなければなりません。
採用する側の立場になって考えた時、一見アラ探しのように思える面接官の言動も、少しは理解出来ると思いませんか?
採用面接は恋愛と一緒。自分という人間について、一切の矛盾が起きないように準備してください。
CAは常に見られる職種
採用選考を通じてキャラクターの統一が必要であることはこれまでお話した通りですが、
CAの採用選考では、CAなりに注意すべきことがもう一つあります。
それは、
常に見られている意識を持つこと。
あなたが選考会場に到着してから会場を出るまで、
- 表情
- 立ち振る舞い
- 言葉遣い
- 他の学生との会話とその表情
- 人事部とのコミュニケーション
一挙手一投足、あなたの全ての言動が人事部によって常にチェックされています。
学生に矛盾点が見つからなくても、企業にとって適切ではない人材を間違えて採用してしまわないように、様々なシチュエーションで確認しています。
面接で矛盾なく女優として完璧に演じることが出来た人も、
面接部屋を一歩出れば本性が出る人はゴロゴロいるので、そういう瞬間を逃さずチェックしようとしているんですね。
そういうふとした言動は、アピールする場である面接では見られない、学生の本性が垣間見れることがあるので、
学生に対する評価・印象に間違いがないかチェックする、これが人事部の役割の一つだったりします。
コミュニケーション能力を面接でアピールするのであれば、人事部との雑談も適当に流さない。
“利他” の心があるのであれば、他の学生が緊張で顔が硬直していたら、少し話し掛けて緊張をほぐしてあげる。
“思いやり” があるのであれば、落ちているゴミは拾って捨てる。
あなた自身も口から心臓が出そうな勢いで緊張しているとは思いますが、
ボーダーライン上に多くの学生が同じ点数で並んだとき、どういう人が選ばれるか、もう言わなくてもわかりますよね?
これも選考の一部だと思って、しっかりあなたの人物像にマッチした言動を心掛けてください。
まとめ
面接官は矛盾が大嫌い。
矛盾したことを言われると、なんだか嘘をつかれている様な気分がして、物凄く感じが悪い。
面接官も人ですし、人なりに感情がありますからね。
面接官がロボットでもない限り、するなと言われても、多少なりとも好き嫌いが入ってしまうのは、もはや致し方ないこと。
そこを気にするよりも、面接官に “一緒に働きたい” と思わせる戦略を考えたほうが余程近道だと思いませんか?
面接官はウソも嫌いです。
正確には、ウソがウソとわかってしまうことが嫌い。
だから、女優として演じるなら徹底的に演じてください。
面接中に矛盾するなんてもっての他。
面接会場に到着してから会場を後にするまで、一切のボロが出ないよう、全ての言動をあなたがアピールする内容に合致させてください。
ボロが出るくらいなら、最初から演じないほうが良い。
これも戦略の一つだと思います。
ただ、難関と言われる採用選考を乗り越えるためには、ここは避けては通れない道ですよ。
いいですか、最初から最後まで、決して気を抜くな。
そして今出来る準備の一つは、あなたというキャラクターの統一です。
今回お話した “キャラクターの統一” は、以前お話したメラビアンの法則に通じる部分もあるので、以下記事も参照してみてください。
次回続きます。