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エアラインスクールは必須?メリットとデメリットを解説!

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どうもみなさん、おはこんばんにちは。管理人です。

ブログ開設後、今回が初めての投稿になります。エアラインを目指す方のために、と意気揚々と始めたものの、設定やら運営に四苦八苦しており早速挫折しそうになりましたが、どうにか投稿まで至ることができました…(汗)頑張って更新していきますので、これからよろしくお願いします。

さて早速ですが、このブログを見て頂いている方の多くはエアラインへの就職/転職を志望されているものと思います。特に客室乗務員を志望されている方!初めに言ってしまうと、エアラインスクールへの通学は、正直一長一短です。エアラインスクールへ通っているからといって必ずしも良い評価をされるわけではなく、むしろ余計にハードルが上がって損をしてしまうことことだってあるんです!

ということで、ブログ第一回目のテーマは、エアラインスクールに通うメリットとデメリットについて書いていきます!

エアラインスクールに通うメリットって?

スクールに通うメリットは主に以下3つ

●面接での基本的なマナーやスキルが学べる

●エアライン採用試験の概要/傾向が把握できる

●模擬面接の実施、エントリーシートを添削してもらえる

●自信が身に付き、精神衛生上の安定が得られる

順番に説明していきますね。

①採用面接での基本的なマナーやスキルが学べる

これを言うと他業界の方に怒られそうですが、客室乗務員というお仕事はいわば接客業務の最高峰!と言えるぐらい、非常に高いレベルのサービス品質が求められます。その為には、日頃から所作やマナーがきちんと出来ているかが大事となり、面接においては、基本的なマナーを習得していること、或いはそのポテンシャルがあることを披露することが重要です。

例えば、座っている時に足は開かない、常に微笑み顔で対応、質問されたことに簡潔に回答する、他の受験生が応答しているときの姿勢/目配りなどなど、スクールでは結構細かく教えてくれます。そんな簡単なこと…と思われるかもしれませんが、こういうところって案外出来ていない人が多く、ちゃんと出来ていないと目立つし、模擬面接で実践的にしっかり訓練していないと、面接でつい悪い癖が出て足を開いたり、他の受験生が話している時に暗記してきた内容を思い出そうとつい下を向いたりするんですよね。基本的に面接官は2人以上なので、自分の番じゃないからと言って少しでも気を抜こうものなら、すぐにチェック入ってしまいますよ?(笑)客室乗務員は常に人に見られるお仕事ですからね。大事です。

本番さながらの雰囲気で通用するマナーやスキルを教えてくれるスクールの存在は大きく、エアラインの採用をよく知っている人から指摘を受ければ納得感も強いんじゃないでしょうか。

②エアライン採用試験の概要/傾向が把握できる

どこの企業も同じですが、採用試験の内容は日々変化します。何年も同じなんて企業もありますが、客室乗務員は表向きは同じでも、実は求めている人材像は年毎に違うってことはよくあって、それに伴って採用試験の内容/ステップが変更されることもあります。何も知らずに試験に挑むよりも、ある程度どんなことが聞かれる傾向にあるか、どんなことに気を付けておく必要があるか等、会社毎の傾向を知っておくことに越したことがありません。と言うか、採用試験は情報戦でもあるので、他の受験生よりも一歩でも有利になるために必須じゃないかなと思います。

また、スクール講師は元客室乗務員ということが多いので、客室乗務員としての仕事に関する内容やステイ先での過ごし方、商社マンとの付き合い方(笑)など裏話も教えてくれることもあります。客室乗務員の仕事をイメージしやすくなるし、モチベーション維持向上にも寄与するんじゃないでしょうか。

③模擬面接の実施、エントリーシートを添削してもらえる

これは非常に大きい。マジで。客室乗務員の採用試験って、何万通ものエントリーシート(以下、ES)が届くんですが、規模間で言うと、大体2万-4万通ぐらいの応募に対して、書類選考合格は7,000人ぐらい。倍率にして約3倍-6倍。そう、最初っから狭き門ということになります。だからESは手を抜くべきじゃないし、提出締切時間ギリギリまで考え抜いてほしい。エアライン毎に対策が必要になることもあってか、スクールによってはエアライン毎のES対策会なんてものを開催していますよ!

ESは人事部以外にも間接/現場問わず様々な管理職が見ます。合否の要件やボーダーは人事部から指示がありますが、基本的には各自の裁量に依るところがほぼ全て。しかも、一人のエントリーシートに充てられる時間は精々1分-2分程度(だって7,000通もの応募があるんだもん…)。そんな中でも合格するESにするために工夫すべき点は多く、キラっ☆と光るある種のパフォーマンスも大事になってきます。そういうノウハウを持つ人から指導してもらえるのは貴重すぎる機会だし、めちゃくちゃ大事。だって、そもそもES通らなきゃ意味ないもん。

また、スクールによってはエアラインとの関係性が強く、コースの一環としてエアライン本社で模擬面接を実施、しかも実際の採用試験を担当している面接官に見てもらって講評してもらえるところもあるそうですよ!

④自信が身に付き、精神衛生上の安定が得られる

ここも正直中々大事。客室乗務員の採用試験は、大体が3次試験まであり、勿論全て面接試験となります。3回の面接の中でグループだったり個人だったり、グループディスカッションが含まれていたりするんですが、どんな形であれ、必ず自分以外の受験生と顔を合わせることになります。

そこで陥ってしまうのが、「周りが優秀に見え、緊張で萎縮してしまう」ということなんです。

考えてみてください、スクールに通っていない自分は自己流でシニヨン作って、オリジナルな化粧をしてきた自分の周りには、キッチリ整えられたシニヨンと客室乗務員向けな化粧が固められた多くの受験生がいます。余程肝っ玉の大きい人以外の大抵の人は、まずここで自信を喪失してしまうんですよね。人によっては夜会巻きなんてしている人もいますが、そんなことされようもんならもうこいつは東大生か!ばりに優秀に見えてきてしまいます。そんな余計な精神的ストレスを負わないためにも、基本的なスキルやマナーに加え、化粧なども教えてくれるスクールの存在は大きいと言えるんじゃないでしょうか。

エアラインスクール最高!でもちょっと待って!!

 

これまでの話を聞くと良いこと尽くしと思うかもしれませんが、ちょっと落ち着いて考えてみましょう。エアラインスクールにも少なからず弱点というものがあります。

●スクールに通う人はみんな同じ個性になりがち?

●余計なハードルを上げることに…

私の経験上、エアラインスクールに通っている人って、面接に入ってきた時の第一声「失礼します」でなんとなくわかっちゃうんですよね。なんと言うか、作った声質というか、あぁ…自分らしくなさそうだな…作ってるな…ってまず思ってしまうんです。

①エアラインスクールに通う人はみんな同じ個性になりがち?

これはある意味仕方ないかと思うんですが、そりゃ何十人何百人も同じ会議室で全く同じ内容を教わるんですから、そりゃ似たような個性になってしまいますよね。大体スクールの開講初日ぐらいで、面接は始まって1秒で決まるとか、メラビアンの法則により人は見た目が7割!なんて教わると思います。そこから、面接部屋に入る時の姿勢はこう!とか、第一声はとにかく笑顔でいつもよりキーを高く!とか、そうしてみんな同じ見た目・振る舞いをする受験生が出来あがってしまうんです。余程自分自身で取捨選択しするかオリジナリティを意識しないと、他の受験生と同じ人柄になってしまいます。問題なのは、同じ人柄になることだけではなく、そういう現状に辟易している面接官は少なくないということなんです。

②余計なハードルを上げることに…

①の結果と言えるかもしれませんが、受験生がスクール出身ということがわかると(若しくは、スクール出身と推測すると)、面接官は大体こんなことが脳裏に浮かびます。

「で、どんなもんやねん」(管理人は関西出身ではない)

良いか悪いかは別として、スクール出身=基本的なマナー習得済、意識高い系という思考が働きます。すると思わず厳しめの突っ込みを入れたくなったり、他のスクールに通っていない受験生よりもハードルが上がることは多く、7割ぐらいは期待を下回る傾向にあるので、皮肉が入ってその様な表現を使う人もいます。なのでスクールに通っているなんて敢えて言うもんじゃないし、面接官にはスクール出身であるということを悟られず、それでいて良い印象を持ってもらう必要があるんです。

結局どうすればいいの?

結論から言うと、エアラインスクールには通うべきです。むしろ通わないと貴重な情報が入って来ず、客室乗務員という特殊な職業の採用選考を乗り切るためには、生きた情報を知ること、採用傾向を掴むこと、模擬面接など対策がしっかり行えること、スクールで得られる経験は何モノにも代えがたいものがあります。

ただ、気を付けなければならないのは、これまで書いてきたメリット/デメリットを頭に入れ、自分で情報を取捨選択してください。スクールで教えられた内容は勿論他の受験生も実践することになるので、採用選考のステージには上がれても、突破できるようになるとは限りません。つまり、そこに差別化は一切存在しないのです。4万人の内のたった1,000人に選ばれるためには、スクールで教えられた内容を盛り込みながらも自分らしさを発揮すること、場合によってはパフォーマンスが重要になります。面接官が「人」である以上、そこは変えられない部分なので、しっかり対策していきましょう。

また、一部のエアラインスクールを除き、ほとんどのスクールで教えられる内容は、エアラインとの連携は特に行われておらず、合格者からの声や昔客室乗務員だったことからの経験談、或いは一般論がほとんどなので、実態に即していない内容が多々見られます。実際に採用面接を担当している人間の考えが聞けることは貴重な機会だと思うので、このブログを参考にする以外にも、どんどん動いて情報収集を行ってください。

まとめ

エアラインスクールに通うメリット

①面接でのマナーやスキル、必要に応じて面接を乗り切るメイクレッスンなどで対策出来る

②各社毎の採用選考の傾向が把握出来、生きた情報が得られる

③模擬面接で面接慣れすることが出来、エントリーシートも添削してもらえる

④他の受験生に気負いしない自信が身に付き、落ち着いて面接に臨むことが出来る

エアラインスクールに通うデメリット

①気を付けなければ個性が失われ、他の受験生と同じ人柄になってしまう

②スクール生であることがわかると、余計にハードルが上がってしまうことがある

 

次回は、この様なメリット/デメリットがある中でスクールをどう活かしていくか、面接官からの印象を詳しく書いていきたいと思います!

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客室乗務員を目指す

客室乗務員の採用面接官も務める管理人が、一人でも多くの優秀な方に客室乗務員になってもらいたいと思い運営を始めました。直接採用面接や客室乗務員に限らず、エアラインに関することなど気になることをお問い合わせ頂ければ、管理人若しくは現役客室乗務員が回答します!趣味の旅行やマイル、クレジットカードや株式についても書いていきます。