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JAIR(ジェイエア)客室乗務職 既卒採用の設問を検証!

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どうもみなさん、おはこんばんにちは。
ちょっとサボってる間に色々募集を開始していたみたいで出遅れ感満載ですが、JAIR(ジェイエア)の客室乗務職既卒採用のES設問を検証していきます。
締め切りは今月末までなので、提出する前の確認として見て頂けれればと思います。ESを見た感じ、なんだかフリーな感じで受験者の裁量が大きい気がしますね!

設問に文字制限はなし!ということは、何を書いても良い!?

文字制限がないということは一見書き易いように思えるかもしれませんが、中々難しいと思いませんか?なんだかクリエイティブさを求められている気がして、より自分らしさを表現する力、表現力が求められているようで難しさを感じるのは私だけでしょうか?笑
こういうタイプのESはアナウンサー試験でよく出題され、スナップ写真を貼らせるのはほぼ全ての民放キー局で求められるんですが、客室乗務員はアナウンサーと違って映り映えを気にする必要はありませんので、有名写真スタジオで高いお金を出して撮影するよりも、本当に自分らしさをよく表現したものを選んだほうが絶対的に良いです。実際、自分を最もよく表現したもの、自己PRに関連したものという指定がありますしね。
例えば、体力自慢なら山登り中の写真、チームワーク・協調性ならみんなと映った写真、行動力なら海外での写真とか、可能であれば狙った写真ではなく、自然に映ったものがベスト。
もし自己PRに関連した写真がどうしてもないなら、ヤラセでも良いので是非そういうシチュエーションを創り出し、なんとか写真を撮影してください。私が学生のときは、写真撮影のためだけにインドのコルカタにあるマザーテレサの施設でボランティアを行い、仲間に撮影してもらいましたよ(笑)
オススメの写真スタジオは、希望があれば別途お知らせします。

スナップ写真を貼らせる理由は?

理由は簡単。容姿です、容姿が見たいからです。よくあるバストアップの証明写真だとガンガン修正出来ちゃうので、スナップ写真で素の姿を見るのが目的です。客室乗務員は顔で採用しているというのは良く聞く話ですが、事実その通りなんですよね。男性ウケが良いからというのもありますが、実際可愛くて綺麗な客室乗務員だとクレームが少ないという統計もあるみたいなので、ある程度仕方がないことなのかもしれなないですね。
特にJAIRの客室乗務員は可愛らしい同じような顔をした客室乗務員が多いので、スナップ写真を求めるのもなんだか納得しちゃいます。

スナップ写真は自己PRに関連した自然なものがベスト!自然なものがなければ、ヤラセでも良いので自己PRに関連した写真を撮影しよう!

志望動機は三段論法、業界→企業→職種の順で考える

志望動機の構成は以下3つが基本
①航空業界
②企業(JAIR)
③客室乗務員
志望動機とあれば通常職種に関する内容を指すので、なぜ客室乗務員になりたいのかについて記述してください(今回は文字制限がなくスペースが広いので、勿論業界や企業を志望する理由を書いても問題ありません)
ただ、これではESを乗り切ることは出来ても面接を突破することは出来ません。上記の通り、志望動機は職種だけでなく、なぜ航空業界なのか、なぜJAIRなのかという点もしっかり抑えておかないと、特にJAL/ANAに関しては、なぜANAじゃないのか、なぜJALじゃないのかという質問は必ず聞かれるので、そういう質問に答えられなくなります。
そう聞かれるということは、それだけ二社には違いがあるということですが、内部の人間からしても事実違いはあると思いますので、可能であればOB/OG訪問を行い、二社の違いを掴んでください。会社の内部の人の話を聞くことは、その会社のことを知る絶好の機会ですよ!
個人的な主観でのANA/JALの違いについては、また別記事で書きたいと思います。

航空業界の志望動機

一般企業の総合職では必須ですが、客室乗務員の面接では実はあまり聞くことはありません。ただ、何を聞かれても対応出来ること、一貫したストーリー作成のためにはここまで思考する必要がありますので、簡単で良いので考えておきましょう。聞かれない保証はありません。
面接官をやっていてよく聞くのは、旅行が好き、好奇心が強くいろいろな土地で様々な人と触れ合うことが好き、日本の文化を発信したいなど。本音で語るのは素晴らしいことですが、客室乗務員の志望動機として面接の場でそういうことを話すのはあまり適切ではありません。百歩譲って旅行が好き、日本の文化を発信したいでも良いんですが、なぜ旅行が好きなのか、なぜ日本文化を発信したいのかまで言及し、それが客室乗務員へ志望することとどうリンクするのかまで説明しないと面接官は納得しません。十中八九「それ、旅行会社で良くない?」とか「ツアーガイドやれば?」という突っ込みが飛んできます。それに対してちゃんと答えられないと「ただの憧れ、準備不足」と評価されることもあるので、なぜ航空業界じゃないとダメなのかという視点を必ず持ってください。
理屈でも良いですが、自身の経験に基づく話のほうが余程説得力があるので、無難なところで行くと、「ヒト・モノ・カネ」をグローバル規模かつ短時間で運ぶことが出来、国益に貢献出来るのは航空業界だけ、など。これだけだとNGOやNPOでもいいよねって話になるので、そういう疑問に対しては自身の経験でカバーするイメージ。

なぜ航空業界でなければならないのか、自身の経験に基づくエピソードで具体的にしよう!

企業の志望動機

業界の次はその企業を志望する動機。上でも書きましたが、JALを受験する場合はなぜANAじゃないか、ANAを受験する場合はなぜJALじゃダメか、ということを大体聞かれます。
ここで良く聞かれるのは、大体が企業理念と社員(ヒト)。旅行の際に客室乗務員のサービスが感動した、企業理念に共感したなどですね。
勿論それで正解なんですが、もっと言うと、何かこう言葉では表現できない、その人から溢れ出てくる熱いもの、熱い想いが欲しいです。その企業を志望する動機なんてそんな大した理由ではないことがほとんどですから、なかなか差をつけることは難しいんですが、面接においては伝え方が大事。面接ってよく恋人との関係で例えられますが、彼氏/彼女の好きなところについて、
例えば可愛いということについてあーだこーだ語ることと、「可愛い・料理が上手い・頭が良い…」など、好きなところを沢山話してあげること、どっちが相手に喜んでもらえると思いますか?
個人的には畳みかけるように沢山言ってあげるほうが喜ぶんじゃないかと思いますが、その方が伝わるというか、相手にとっても色々調べてくれてるんだという気持ちになりますし、より熱意が伝わるかと思います。

なぜ他社ではダメなのか、企業理念や社員の考え方を見て聞いて、自分の考え方との共通点を見出す。同じ価値観を持っているか

客室乗務員の志望動機

ここが最も大事。志望動機をそのまま読み解くと、なぜ客室乗務員になりたいのかですが、もう少し意図を紐解くと、
あなたが将来実現したいこと・挑戦したいことに取り組む上で、なぜ客室乗務員でなければならないのですか?なぜ客室乗務員じゃないと実現できないのですか?あなたの客室乗務員へのこだわりを教えてくださいという意味になります。
だからここで書く構成として、これまでの経験を踏まえ〇〇を実現したい→それには、〇〇という点で客室乗務員でなければならないし、これまでの経験で得た経験は客室乗務員だからこそ活かせるというロジック。
最も多いのは、アルバイトを通じて人と話すのが好き、お客様にサービスするのが好き、チームで働くのが好きなどですが、それだけではサービス業に行ってくださいという話になりますので、
面接官にそう思わせないような内容が必要です。面接官をやっていてこういう疑問を抱くことは本当に多いので、ここは絶対に意識してください。
ESの時点では「サービス業でええやん」と思われても、面接でしっかり話してリカバーすれば良いです。個人的にここはどう書くかというよりも、どう話すかが大事だと思います。

誰かのために尽くすこと、人と接すること、これらについて実体験に基づくエピソードがあるとGOOD

志望動機のまとめ

常に「なぜ」を考える。なぜその業界、なぜその企業、なぜその職種か

私が面接官として受験生に質問する際、必ず次の3つを聞きます。
「あなたがやりたいことは、なぜ航空業界でなければならず、なぜ弊社である必要があり、客室乗務員でなければ実現できないのか」
特に大手エアラインに限っては、常になぜ競合他社ではなく弊社なのか、ということを強く聞きます。そこに詰まってしまうようでは企業研究不足、若しくは志望度の高さが疑われますので、絶対に対策しておいてくださいね。

志望動機として前職の不満を言うのは絶対にNG!前職の経験を活かしたいなど、前向きな理由が必要

既卒採用=中途採用を示すので既に就業経験のある方がほとんどだと思いますが、前職の不満を理由とするのは絶対にNGです。たとえどんなことがあってもNG。これだけは絶対。
普通に考えて、転職する=前職に不満があるというのは当たり前な構図なんですが、残念ながら日系企業でそれを受け入れられるところはありません。日系企業を志望する以上、転職活動を行う上でのマナーというか、モラル的な話。典型的な日本人的な感覚ですね。
外資系なら、より高いサラリーが支払われる企業へ転職することの何が悪い!という感覚でもOKなんですが、日本では無理。諦めましょう。
仮に不満を言うとしても、前職でこんな困難がありました。でも、そこからこんな知識・経験を得てこういうことが出来るようになりました。客室乗務員は〇〇という仕事かと思いますが、前職で培った経験を活かして〇〇という点で活躍出来ると思う。という感じであればあまりネガティブに捉えられることなく、この人は嫌なことでも前向きに捉え、それを糧として頑張ってくれる人であるという評価をしてもらえるでしょう。

利己主義ではないこと

志望動機でもう一つ大事なことは、自分本位でないか、ということ。就職/転職は企業に勤めることであり、皆さんの夢を叶える場所ではありません。勿論夢を叶えることが結果的に企業のため、世の中のためになることはあるのですが、実はこの感覚ってすごく大事で、受験生の大多数が尋常じゃないくらいこの意識が希薄。物凄く一生懸命自分の夢を語ってくれるんだけど、それが企業にとってどうメリットがあるのか、世の中にどう貢献できるかをわきまえていないことが多い。面接で求められることは、いかに自分が企業に貢献できる存在かを教えてあげること。この感覚を忘れないでください。
何なら、私が入社して客室乗務員として活躍すれば、こんな点で上手く立ち回ってお客様に再利用志向を促し、JAL/ANAファンを増やします。って感じで直球で言ってくれたほうがわかりやすい。
客室乗務員になってお客様を幸せにするとか、笑顔にすると言うのが悪いわけではないんですが、みんな同じことを言うので、ちょっと視点を変えてみるのも良いですよってことですね。

①志望動機は常に「なぜ」を考える
②前職の不満はNG。常に前向きに捉える
③利己主義(自分本位)にならず、企業側・世の中の視点で考える

自己PRは文書でも絵でも何でも可。最も自分を表現できる方法で!

文章であることという指定はないので、是非最も自分を表現できる方法でアピールしてください。絵を描いても良し、何か写真を貼っても良し、蛍光ペンで強調しても良し!
他記事でも書いたように、志望動機と自己PRの内容はリンクしているべきです。わかりやすく言うと、志望動機のロジックとして基本的には、〇〇という経験から〇〇を得て、その能力を客室乗務員として〇〇という点で活かしたいというのがありますが、自己PRを「誰かに尽くすこと、利他」としてボランティアネタや地域のイベントに参加したネタを持ってくると、非常にすんなり内容が入ってきます。
設問同士一貫した内容である必要については以下記事でも書いていますので参照してみてください。

【面接官が教える】受かるエントリーシートの書き方講座①

自己PRは奥が深いので、また改めて記事にしますが、ESについては、まず上記のことを意識して書いてみてください。

次回は面接について書いていきます。

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客室乗務員を目指す

客室乗務員の採用面接官も務める管理人が、一人でも多くの優秀な方に客室乗務員になってもらいたいと思い運営を始めました。直接採用面接や客室乗務員に限らず、エアラインに関することなど気になることをお問い合わせ頂ければ、管理人若しくは現役客室乗務員が回答します!趣味の旅行やマイル、クレジットカードや株式についても書いていきます。