エアラインに限らず転職全般、旅行やマイルなど関心のあるものを発信します!

【面接官が教える】転職エージェントの活用方法

どうもみなさん、おはこんばんにちは。

前回転職活動のポイントについてお伝えしましたが、今回は転職活動に必須とも言うべき転職エージェントについてお話しします。
どこぞのよくある転職ブログのように、「絶対オススメ出来る転職エージェントは!?」「20代にオススメする転職エージェント」など転職エージェントの選び方なんていう薄っぺらい内容はお話ししません。皆さんにはちゃんとした転職を行って頂きたいので、転職する上でなぜエージェントが重要か、という点でお話ししていきます。

【面接官が教える】転職活動のポイント

転職は孤独との闘い、転職エージェントは強い味方

一通りキャリアの棚卸しが終わった後、転職エージェントの活用を強くお勧めします。勿論私もお世話になりましたが、有名どころで言うと、リクルートマイナビDODAパソナ。外資系だとJACロバートウォルターズぐらいでしょうか。

簡単に転職エージェント利用の流れを見ていきましょう。

①エージェントに登録
②担当者から連絡(面談日程調整)
③直接会って面談でキャリア相談
④求人紹介
⑤応募書類の添削、面接対策
⑥面接受験
⑦アフターフォロー
⑧内定後のサポート

エージェントに登録

エージェントに登録する際、自分のプロフィールと転職希望条件を入力しますが、大体が以下の内容。

①名前
②性別
③生年月日
④住所
⑤電話番号
⑥転職希望時期
⑦希望する勤務地
⑧現在の職種・業種
⑨現在の年収
⑩希望年収

これらの情報をフォームに入力すれば登録完了。
あとはエージェントから連絡が来て面談のアポ取るだけ。登録まで5分あれば終わります。

担当者から連絡(面談日程調整)

登録完了後、数日、遅くとも1週間で担当から電話、若しくはメールで連絡が来ます。
エージェントによっては、遠方で直接会うことが難しい場合、若しくは多忙で会う時間がない場合、電話で面談することも可能。

面談でキャリア相談

担当してもらうエージェントは無作為に選ばれるのではなく、自分が勤める業界に適したエージェントが担当し、業界動向を踏まえ転職活動についてプランニングしていきます。

面談で行う内容は概ね3つ

キャリアの棚卸し

これまでの自分の経験、経歴を振り返り、強みや弱みを洗い出します。
人によってはこの時点で既に棚卸しを終えている方がいるかもしれませんが、終えている場合は端的にエージェントに伝えましょう。

転職する目的、希望条件の確認

なぜ転職するのか、転職の目的を明確にしない限り成功はありません。また、ここできちんと伝えておかないと、自分が全く希望しない案件ばかり紹介されたりするので、しっかり伝えることが大事。
希望条件については、何は譲れて何を譲れないか。譲れない条件があれば伝えておくべきですが、その中でもプライオリティは付けておいてください。あまりあれもこれも望み過ぎると、求人そのものが無くなってしまいますので。

この面談で大事なことは、転職エージェントも営業であるということ。よく言うことですが、相手の立場になって考えることが必要です。
転職エージェントは転職した企業から仲介手数料をもらうことで成り立っています。つまり、彼らにとっては、紹介した企業に入社してもらわないと1円も入ってきません。
だから、転職エージェントに対しては「私は良い商品ですよ」ってしっかり売り込むことが大切。そうすればより良い案件も紹介してもらえますし、自分の希望する案件にたどり着ける可能性も高くなりますから。
ここは実はとても大事で、いかに自分が良い商品であるか、是非こういう意識を持ってエージェントに会いましょう。

求人紹介

面談では履歴書を提出し、履歴書と面談で話す内容に応じて求人票をその場でいくつか出してもらえます。ネットで自分が取りに行くものとは異なり、転職のプロが希望条件をヒアリングした上で求人票を出してくるので、希望条件とのマッチング率はかなり高めになるはずです。

転職エージェントを利用するメリットは?

①自分の市場価値がわかる
②非公開案件の紹介
③転職活動の支援(エントリーシートの添削、面接支援、企業からのフィードバックなど、転職活動を成功させるための全面的なサポート)

転職活動は本当に孤独との闘い。転職活動は新卒の様に周囲に仲間は存在しません。会社で「私、転職活動しているんだっ♪」なんて、口が裂けても言えませんよね?
そうなると、相談出来るのは家族か転職エージェントだけ。家族は専門的かつ具体的な相談は中々難しいので、実質頼れるのは転職エージェントだけ。本当に貴重な存在です。
転職を考えている方、転職活動を始めたけど悩んでいる方にとって、転職エージェントは強い味方になるはずです。

では、エージェントを利用するメリットそれぞれについて具体的に見ていきましょう。

自分の市場価値がわかる

転職活動を行う上で、一つ気になることがありませんか?
それは、自分と同じ年代の人たちって、どういう能力を有し、どういうレベルで仕事が出来るか。いま勤めている企業で何か研修があれば、若しくは異業種交流があれば良いですが、そういったものがなければ中々知ることは出来ません。
エージェントにES、若しくは履歴書を見てもらうことによって、自分の年代でどこまでのレベルが求められるか、自分を求めてくれる企業は存在するか、もっと言うと、どういう仕事がしたいか明確になっていない、若しくは漠然と仕事を変えたいと思っている人に対して、どういう仕事が向いているか、豊富な経験を基にアドバイスしてくれます。
転職活動を始めた頃は漠然とした考えでスタートしていた人も、エージェントと切磋琢磨していく上で自分のやりたいことが明確になり、思ったよりもスムーズに転職活動に成功したという方も多く見られます。

転職をしようと思ったとき、本当はキャリアの棚卸しを行い、エージェントにもしっかりアピールしたほうが良いですが、どうやって転職活動を行えばよいか、具体的に何をすれば良いかわかないとき、まず転職エージェントに登録してみるのもありですね。先ほど紹介したように、転職エージェントはいくつもありますので。

非公開案件の紹介

転職活動を行う上で大事なことは、自分が志望する企業の案件を持っているかということ。簡単に言えば、情報を持っているかということです。
これ、アパートやマンションを借りるときもそうなんですが、優良案件は、基本公衆の面前に出しません。なぜか。なぜ非公開案件なんてものが存在するんでしょう。

より優秀な人材確保のため、エージェントが企業に変わって選考することで効率化

企業は基本的に新卒採用は年1回、既卒採用は通年採用という形で年中採用活動を行っています。
人材確保の観点からすると、広く情報を公開し、沢山応募者がある中で振るいに掛ければ良いかもしれませんが、既卒は欲しい人材が明確化されているので、新卒のように多くの人と面接する必要がありません。
かといって、膨大な応募がある中で企業が選別するのはとても大変なので、そこをエージェントに代行してもらっています。
しかも中途採用って、基本的には優秀な人材がいれば採用したいという考えなので、焦ってないんですよね。だから高いお金を払ってエージェントに選別してもらい、特に優秀な人材だけ送り込んでもらうという魂胆。

ちなみに、ネットに出ている案件って、気を付けないとまあまあの確率で地雷案件だったりしますので、ちゃんとした転職がしたいということであれば、非公開案件を紹介してもらえるエージェントは必須かもしれません。
勿論、全ての公開案件が悪いというわけではありませんよ!

転職活動の全面的な支援

ES添削から面接評価まで、全て手伝ってもらえます。エージェントも皆さんを合格させようと必死なので。
また、エージェントは常に企業の採用担当者と連絡を取っているため、企業がどういう人材を欲しているかよく把握しており、その人材像に適するようにアドバイスしてくれます。しかもそれを企業に売り込んでくれるので、圧倒的に内定率が高い。
面接日程の調整もしてくれるので、仕事しながらの人にとっては便利ですね。いちいち緊張しながら企業と連絡を取る必要もないし、日ごろ働いている人こそ、転職エージェントを使うべきでしょう。

非公開案件が鍵、エージェントへの売り込みはマスト

非公開案件となると、基本書類選考はありません。
なぜなら、その募集要項に合致すると考えたからこそ紹介してくれているのであって、紹介したけど書類でダメでしたっていうのは、エージェントして機能していないことになります。
大切なのは、非公開案件を紹介してもらえるかということ。非公開案件が存在する理由は先ほどお話ししましたが、必ずしも誰にでも紹介してくれるとは限りませんよね。
企業は実際に会って面接するかしないかエージェントに任せていますので、エージェントが適当な人材を面接によこすと、エージェントの信用問題になりますので、
エージェントもやたら滅多に非公開案件を紹介してくれません。ちゃんと募集要項に合致するか、紹介するに値する人材か、合格する可能性のある人事か、そこを見極めた上で紹介します。
だから単なるエージェントだからと言って、適当なことを言っていると、良質な案件を紹介してもらえなくなります。自分が優良商品であることをしっかりアピールしておきましょう!

勿論、公開されている案件が必ずしも悪いというわけではありませんのでご注意ください。

エージェントを味方に付けるとこれほど心強いものはない

緊張して面接で話したいことが話せなかった、そういう経験はありませんか?
面接が終わると、必ずエージェントと振り返りを行いますが、そこで面接の感触を話します。上手く話せたかどうか。その感想をもとに、今度は企業担当者と連絡を取り、面接結果についてフィードバックをもらい、良かった点、改善すべき点などをあなたに伝えてくれます。
面接って、自分がどう評価されているか普通わかりませんよね?どこを評価されて合格したか、なぜ落とされたか、人事に問い合わせても絶対に教えてくれないんですが、エージェントを介すとある程度教えてくれます。
また、もし面接で話したいことが話せなかった、不完全燃焼だった場合、あなたの代わりにエージェントがアピールしてくれます。

それだけエージェントって大きい存在なんですよ。

転職エージェントの仕組み

転職エージェントの利用料は一切ゼロ。
じゃあエージェントはどうやって儲かっているか。その理屈は以下の通り。

何もやましい仕組みはありません。上記にもありますが、企業としては優秀な人材を紹介してもらいたい、エージェントはその企業が求める人材を紹介する、その為にお金をもらっているだけ。
エージェントは成功報酬なので、変な案件にはめこまれないようにだけ気を付ける必要があります。

転職エージェントの使い方

転職エージェントも面接と同じ、習うより慣れろ!

エージェントは複数存在します。これまでお伝えしたように、非公開案件の紹介可否が転職活動の成否を分けるので、やたら滅多にエージェントに登録して無駄にしてはいけません。
最初から大手転職エージェントに登録するというより、まずはどこでも良いので転職エージェントに登録し、実際にエージェントに会って雰囲気を掴んでください。
どんなことが聞かれるか、案件紹介のときにどんな風に紹介されるか、案件紹介から面接までの一連のフロー確認など、一度全てを経験してみることです。
ある程度経験し、キャリアの棚卸しも終えたら、そこで初めて大きな転職エージェントへの登録を行いましょう。
面接と同じ、本命の前に何度か練習しておく、ただそれだけです。

どの企業のエージェントか、ではなく、どんなエージェントに巡り会えるか

正直転職エージェントに大きな差異はありません。
エージェントで大事なのは、ちゃんと良質な案件を持っているか、どういうエージェントが担当になるか、この二点。

良質な案件は大手であれば基本どこも遜色ないのでこだわる必要なし、どういうエージェントになるかは大事なので、ちゃんと自分との相性を確認してください。
面接の練習も兼ねて、小規模なエージェントで練習し、ある程度わかってきたら大手転職エージェントに登録する流れが適切かと思います。

まとめ

納得いく転職まで諦めない

転職は大きな決断です。転職は何度でも好きなだけ出来ますが、転職を繰り返すことはあまり好ましいことではありません。
転職する理由は人それぞれですが、私は一刻も早く前勤務先から離れたい、そういう想いで約1年もの間、転職活動を行ってきました。
採用通知をもらえた企業もありましたが、本当にその企業は自分が志望する企業か、やりたいことなのか自問自答し、結果見送ったことでまた地獄の日々(笑)が伸びたわけですが、安易に決めなくて正解だったと今でも思います。
エージェントにしてみたら、普通採用してもらえたら強引にでも入社させたいですよね?早く次の案件に移りたいし、ここで入社させればクロージング出来るから絶対にそうしたいはず。
でも私を担当して頂いたエージェントは、「最終面接後、企業からは採用したいと言われています、どうしますか?」と聞くだけで、断るとすんなり受け入れてすぐに次の案件を紹介してもらいました。
日頃からエージェントと良く連絡を取り、自分の求める要件をはっきり伝えていたからだと思いますが、でもやっぱり大事なのはエージェントの人柄。
正直当たりハズレはあるかもしれませんが、気に入らなければ途中で担当者を変更することが出来るので、合わないと思ったら時間の無駄になる前に躊躇なく変更を希望してください。

迷ったらとりあえず動いてみる、情報収集してみる

石の上にも3年ということわざがあります。一方、3年やってみたけどやっぱりダメだったということだってあります。
転職はすぐには実現しません。どの程度の企業に転職したいかにもよりますが、まずは動き始めること、情報収集として転職エージェントに話を聞いてみることをお勧めします。
自分の市場価値、自分の立ち位置を教えてもらえるだけでも意味があると思いますよ。

参考になったらフォローをお願いします!
>客室乗務員を目指す

客室乗務員を目指す

客室乗務員の採用面接官も務める管理人が、一人でも多くの優秀な方に客室乗務員になってもらいたいと思い運営を始めました。直接採用面接や客室乗務員に限らず、エアラインに関することなど気になることをお問い合わせ頂ければ、管理人若しくは現役客室乗務員が回答します!趣味の旅行やマイル、クレジットカードや株式についても書いていきます。