企業に提出する証明写真の重要性・効果についてお話します。"CA映え"する写真の撮り方も。
エアラインに限らず転職全般、旅行やマイルなど関心のあるものを発信します!

CA映えする写真のコツと撮り方

CA

どうもみなさん、おはこんばんにちは。

JAL/ANAのES提出が締め切られましたね。
適性試験まで受験して初めて申請が完了されるので、忘れずに適性試験も受験してください。

さて今の時期、職種業界問わず各社書類選考の締め切りラッシュで、皆さん大忙しと思います。
そこで今回は、応募企業に必ず提出することになる写真についてお話していきます。
特にESは、どうしても中身ばかりに一生懸命になってしまって、趣味や特技、写真などが疎かになってしまいがち。

そんな写真が採用選考へ及ぼす影響など、ポイントを解説していきます。
最後にオススメの撮影スタジオも紹介するので、もし良ければ参考にしてみてください。

人は見た目が9割と言われる根拠

皆さんはオンライン上で登録する写真、ESに貼る写真をどうしていますか?

スマホで自撮り?
家族に撮ってもらう?

両方不適切です。
時間がないからといって写真を軽んじると痛い目見ますよ。
写真が及ぼす影響・意味を理解していきましょう。

メラビアンの法則

お話していく前に、まずはメラビアンの法則について簡単にご紹介。

アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアンが…というどうでもいい話は置いておいて、
簡単に言うと、感情や気持ちを伝えるとき、どんな情報に基づいて人の印象が決定されるか。
それを検証したのがメラビアンの法則です。

人が情報を得る手段は、以下三つ。

  1. 視覚:見た目、しぐさ、表情、視線(影響度:55%)
  2. 聴覚:声の質や大きさ、話すスピード、口調、声のトーン(影響度:38%)
  3. 言語:言葉そのものの意味、会話の内容・中身(影響度:7%)

この中で、人は視覚から得られる情報による影響度が最も大きく、視覚と聴覚を合わせて93%。
コミュニケーションの内、9割以上を非言語コミュニケーションの情報が占めることになります。

例えば、声のトーンを低く「楽しいね」と言いながら不機嫌な顔をしている場合

どっちだよ(笑)って突っ込みたくなりますが、
言葉でどんなに「楽しい」と言ったとしても、態度や表情が退屈そうであれば、「退屈」という見た目の印象のほうが強く伝わる、ということ。

他には、”納得のいかない表情で褒める” “不機嫌な顔で「ありがとう」と言う”

この場合は、ほぼ間違いなくネガティブに受け取りませんか?
本心で褒めてないな、本気で感謝してないなって。

だから外見や表情が及ぼす影響は思っている以上に大きくて、
人は見た目が9割と言われる理由も何となく理解できるのではないでしょうか。

メラビアンの法則の本質

面接のテクニック紹介本などでは、大体がこのメラビアンの法則を取り上げ、

「面接部屋に入った瞬間の第一印象が全て。身だしなみや第一声の挨拶に魂を込める」

大体こんな表現をされると思います。

決して間違いではないんですが、ちょっと誤解というか拡大解釈が過ぎていて、
正確には、「視覚・聴覚・言語」の中で矛盾した情報が発信された場合、聞き手はどこから得られる情報を最も優先するかを検証したものなので、
ちょっと言い過ぎかなって感じがあります。

ただ、日常生活や採用選考でもこのメラビアンの法則は活用出来ますし、
「視覚・聴覚・言語」これらで発信する情報を全て一致させることで、聞き手に的確に感情を伝えられます。

「何を書くか」の内容も大事ですが、いつもお話している「どう伝えるか」を少し広義で捉え、
身だしなみや態度、表情やボディランゲージといった非言語コミュニケーションも内容に一致させることで、
あなたの意欲がより強いメッセージ性を帯び、齟齬なく聞き手に情報を伝えることが出来るのです。

写真が選考に及ぼす影響

採用選考においてメラビアンの法則への理解は切り離せないものなので簡単に説明しました。

大切なことは、
「視覚・聴覚・言語」これら3つから発信する内容を矛盾なく一致させることです。

“第一印象が大事” はその通りではありますが、
外見さえ整っていれば良いという考え方は間違いです。

外見は100点だけど内容は20点
外見は20点だけど内容は100点

どっちもダメ。

外見は100点、内容も100点

当たり前ですが、私だったらこれ目指して準備します。
90点とか95点じゃなく、100点。100点に意味があるんです。(根性論みたいになってしまいましたが笑)

ESにおける影響

書類選考において、まず見られるのは写真です。

なぜなら写真という視覚から得られる情報を基に、まずあなたの人となりを想像するからです。
そしてそのイメージを持ったままESの内容(言語)を読んでいくことになります。

ESを読む社員の流れは↓こんな感じ

例えば、
写真では華奢で色白のか弱そうな人が、”体力” をアピールしていたら?

メラビアンの法則的に言うと、これは視覚と言語から得られる情報に矛盾が生じている状態で、
華奢で色白という視覚から得られる情報が優先されてしまいます。

結果、ちょっと酷い言い方をすると、
どんなに一生懸命読み手に響く内容を書いたとしても、”体力的に問題あり” と判断されてしまう可能性が高く、大体その時点で不合格。

書類選考は、一度提出すると合否結果が出るまで訂正の機会を与えられません。
勿論、ESを読む社員からの質問もありません。

出したものが全て。

この意識を持って、抜けのないESが必要です。
ESは少しでも弱点があると、一気に減点方式になってしまうことは、以前の記事でお話した通り。
読み手は一通のESに多くの時間を費やせないですからね。
ササッと読んで惹かれなければ終わり、学生の立場になって深く考察したり、事情を察してくれたりすることはありません。

【JAL】2021年CA新卒採用エントリーシートを解説!

面接における影響

あなたが面接部屋の前で待機している間、面接官はあなたのESを必死に読んでいます。
ESの内容(二次面接以降は引継ぎ事項も)を頭に入れ、面接で何を質問するか準備していますが、
基本的な流れは “ESにおける影響” でお見せした図と同様です。

面接官は面接が始まる前からあなたに関する情報をある程度持っていることになります。
そこで厄介なのは、それが正しいか間違っているかわからず、面接官の勝手な先入観の可能性が非常に高いことです。

書類選考と大きく異なるのは、これからあなたは実際に面接を行い、
あなたに対する面接官の不確かなイメージを覆すチャンスがあるということですが、
実際、もし仮に悪いイメージを持った段階で面接をスタートさせてしまうと、かなり不利な状態です。

以降、面接官の心理としては、事前に抱いている悪いイメージを確認する時間となってしまいます。
これはつまり、あなたに対する評価・考え方・捉え方が完全にネガティブな状態。

そうなると、その印象を覆すのは中々難しい。というか、ほぼ無理。

余程大どんでん返しするくらいの隠し玉があるか、偉大な功績がない限り、覆すことは不可能。
言ってみれば、面接が始まる前から勝負が決まっていて、残念ですがただの消化試合です。

だからこうも言うことが出来ると思います。
面接を突破する鍵の一つは、

いかに良い印象を持ってもらった状態で面接をスタート出来るか。

これにかかっています。

あなたが出来ること

ESと面接における写真の影響・重要性について、理解頂けましたでしょうか。

選考が進むにつれ、引継ぎ事項が増えて写真そのものの重要性は薄れていきますが、
書類選考や企業側とのファーストコンタクトである一次面接では特に大きな意味を持ちます。

ここをパスするためには、写真たりとて、一切手を抜くことは許されません。
正当に評価されて落ちたならまだ良いですが、読み手の適当な第一印象なんてもので落とされたら納得出来ません。
少なくとも面接に進むため、書類選考だけは絶対に通過しなければなりません。

その為に出来ること、必要なこと。

それは、CAとして相応しい写真を撮り、CAとしての適性アピールすること。
よく見る一般的な写真ではなく、CAとしての適性が確認できる写真を提出することです。

“CAとしての適性が確認出来る写真”

言うは易しですが、何を以てCAとしての適性が確認出来るのでしょうか。
どうすればCAとしての適性がアピール出来る写真を撮影することが出来るのでしょうか。

ただ笑顔で撮影すれば良いわけではありません。

プロの撮影スタジオを最大限活用する

CAに限らず、どこの会社でも、

“この人と一緒に働きたい”

そう思わせることが大切ですが、CAではもう一つ重要なことがあります。

それは、

“あ、この人CAにいそう”

色々と理屈はありますが、最終的にはこう思ってもらえるか。

勿論写真だけでそう思わせられるわけではありませんが、
これまでお話してきたように、全ては写真という視覚的な情報から得られるイメージからスタートしているので、
写真がそう思わせるトリガーの一つであることは間違いありません。

面接官の控室で結構話してますよ「この子ウチのCAにいそう」って。
時々「この子はウチじゃなくてJAL向きだね」とか「ANA向きだね」とかもありますが(笑)

そしてCAらしい写真を撮影するためには、プロの撮影スタジオが一番。
でもただの撮影スタジオではダメ。
ただ写真が上手く撮影出来るスタジオでは不十分。

CAやアナウンサーなど、人前に出る職業向けの撮影を行っていることが大前提です。

CAにはCAのお化粧がある

スマホの自撮りや家族に撮影してもらうことがNGと言った理由は、主に以下の通り。

  1. メイクが難しい
  2. 光(照明)の当たり方が難しい
  3. 柔らかい表情が苦手な人もいる
  4. ピンとがずれる
  5. 身体の向き、顔の向き

全部大事で、これら全てがプロの撮影スタジオにお願いする理由ではありますが、
わざわざCA向けの撮影スタジオを選ぶ理由は、特に①の”メイク” 。

CAとして無事採用され訓練に投入されると、訓練課目の中には “メイク” に関する授業が存在するくらい大事。
人前に出るお仕事ですから、当然CAとして適切な化粧が出来なければなりませんし、
日系エアラインの多くは “統一美” を重視する傾向にあり、その会社としてのメイクがあるので、自由な化粧は積極的には認められていません。

また、CAのメイクはやり過ぎぐらいで丁度良く、普通にメイクしたぐらいでは全く物足らず、
一般的なメイクではCAらしさをアピールすることは出来ません。

そんなこと言われたって、CAとして働いたことがないし、
エアラインスクールにも通っていないからどうすればいいかわからない!

そう思う人も多いと思いますが、それこそCA向けのスタジオで撮影する理由です。
確かオプション料金がかかると思いますが、CA向けメイクもちゃんと対応してくれます。

他に、光の当たり方、身体の向き、表情、全部写真のプロが指示してくれるし、
仮に良い表情で撮影出来なかったとしても、写真を修正してもらうことが可能です(これが地味に大きい)

可愛い可愛くないではありません(外見が関係ないというわけではない)

ちゃんとCAらしいメイクをしているか。
CAとして適性アリと思わせられる写真を撮影しているか。

これで武器は揃いました。
あとは面接、中身で勝負です。

まとめ

長々と写真の大切さをお話してきましたが、いかがでしょうか。

採用選考における写真は、皆さんが思っている以上に重要な要素の一つです。
皆さんがESで書く内容は、当然CAとしての適性をアピールする内容と思いますが、
写真という視覚的な情報から得られる要素でリセットされたら勿体ないし、
こういうところで一歩でも半歩でもCAとしての適性をよりアピールすることが、書類選考通過の近道となります。

自己分析も志望動機も立ち振る舞いもマナーも写真もCAという仕事に関する勉強も、全部100点で準備してください。
視覚(写真)と言語(ESの内容)を矛盾なく統一することによって初めて、
CAとしての適性、CAになりたいという意欲が的確に相手に伝わります。

どれか一つでも欠けてしまうと、面接官の頭の中で矛盾が生まれてしまいます。

採用選考では、一点の抜けも許されません。
CAとして合格したいのであれば、時間を惜しまず全て準備してください。

ちょっと古臭い話ですが、写真は学生の本気度が伺えますからね。

以下、撮影スタジオの紹介ですが、私は決してスタジオの回し者ではありません(笑)
現役アナウンサーの方に紹介頂き、私も就職活動の際にお世話になりました。
勿論、他にも良いスタジオは沢山ありますので、ここにこだわる必要はありませんからね。
あくまで参考の一つとしてください。

おすすめ写真館:STUDIO ディーバ

この写真館は、アナウンサーを志望する学生の間でとても有名です。
アナウンサー志望者の聖地とか合格請負人とか言われているぐらい。

アナウンサー選考のESに貼る写真は、正対写真だけではなく、複数枚スナップ写真の提出が必要です。
スナップ写真というのがまた厄介で、JALのES設問にあったように、自分らしさをよく表せるシチュエーションがテーマ。

自分らしさがよく表せるシチュエーション、自分らしさがよく表せるポーズ、自分らしさがよく表せる服装。

自由度が高い分、とても難易度が高いんですよね。
特にアナウンサーは、CAと違ってより外見を重視する傾向にあるので、
自分らしさをアピールしながらも、いかに綺麗に見せて書類選考を突破するか、写真が大きなカギを握っています。

企業がどんなものを求めているか理解している

アナウンサーの聖地と言われるぐらいなので、このスタジオはただの写真スタジオではなく、
人前に出る職種を志望する学生のための写真スタジオというポジションが適切かと思います。
このスタジオに撮影してもらえれば、アナウンサーの書類選考の合格確立がうんっと上昇すると言われるぐらい。

ちなみに、CDでデータそのものをもらうことが出来るので、
ESに貼る写真のみならず、オンラインで提出する写真にも対応可能です。

料金

安くない金額ですね。
写真を取るだけなら¥10,000以下で可能ですが、諸々オプション入れると¥10,000超えてきます。
興味がある方は以下リンクにアクセスし、確認してみてください。

スタジオ☆ディーバ

私は元々マスコミ志望だったというのもありますが、
企業に提出する写真、しかもマスコミ(人前に出る職種)ということで、写真には人一倍気を使っていました。
恥ずかしいスナップ写真も撮りました(笑)

最終的にはマスコミに就職することはありませんでしたが、民放キー局は全て書類選考を突破し、面接に臨むことが出来るなど、
写真にお金を掛けた甲斐がいくらかはあったかなと思います。

何より不安要素を残したくなかったんですよね。
内面じゃなく写真なんかで落とされたら一生後悔が残る。
そう思って出来ることはやっていました。

負けるにも負け方がありますからね。
納得出来る準備をしっかりして落とされるか、中途半端な準備で落とされるか。

人生は一度きり。
せめてこのブログを見て頂ている皆さんは、後悔のない準備をして就職活動に臨んでくださいね。

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客室乗務員の採用面接官も務める管理人が、一人でも多くの優秀な方に客室乗務員になってもらいたいと思い運営を始めました。直接採用面接や客室乗務員に限らず、エアラインに関することなど気になることをお問い合わせ頂ければ、管理人若しくは現役客室乗務員が回答します!趣味の旅行やマイル、クレジットカードや株式についても書いていきます。