どうもみなさん、おはこんばんにちは。
前回JAL客室乗務職インターンシップに参加する意義的なものについてお話したので、
今回は参加するために必要なES選考についてお話していきます。
インターンシップは申し込めば誰でも参加出来るわけではなく、ES・適性検査・面接の3ステップの選考が行われた上で参加者が決められます。
JALが行うオフィシャルな面接を経験出来るなんて滅多にない機会なので、インターンに興味がある人もない人もとりあえず申し込みましょう(笑)
ES通れば自信になるし、面接受ければ良い経験になるので。
前回記事、インターンシップに参加したほうが良い理由は以下を参照してください
設問①あなたが今まで挑戦したことは何ですか。その挑戦から学んだことも含めて記入ください(300文字以下)
近年のJALのESでは、よく出題されています。
仮に同じ内容が出なかったとしても、面接でほぼ聞かれると思ってもらって構いません。JALに限らず、どこでも聞かれる非常に確率は高いので、ここでしっかり対策しておきましょう。
今回はインターンシップということもあり、対象は新卒学生なので、まず基本的な進め方からお話していきますね。
ES作成準備その①:自己分析、経験の棚卸し
ES書き方の具体的な内容には以下記事を参照しらもらうこととして、ここでは簡単に流れとポイントをお伝えします。
まずES設問を考えていく上で必要なことは、当たり前ですが自己分析、経験の棚卸し。
この段階ではまだ細かく掘り下げる必要はなく、あくまでこれまでの自分の経験を一旦洗いざらい出し尽くすことが必要なので、上手くいったのはなぜか、なぜ上手くいかなかったのか、どうすれば良かったか等は考えなくてOK。
良いこと悪いこと、どんな些細なことで良いんで、まずは自分が経験した内容を全て余すことなく時系列に出し尽くしましょう。
ES作成準備その②:ネタ(経験)の粗い選別
経験を洗い出した後、一つ一つの経験について、どういう経験だったか思い出してみてください。
思い出す際のポイントとして、
②そこから何を得たか
とりあえず一旦はこれくらい。ここで深堀することは目的ではありません。
そしてその得られた経験、能力を分類分けしてください。
例えば、我慢強さ、調整力、精神的な強さ、工夫力など、一般的に〇〇力と言われるもので構いませんので、自身経験をカテゴライズする。
サークル活動で得られた経験=体力、アルバイトで得られた経験=調整力、工夫力といった感じ。
ここでの目的は、自分の軸となる長所・強みの選別。
これから多くのESを書いていく、いや、就職活動をしていく上で企業にアピールする大きな軸となります。
あれも出来るこれも出来る、もちろんそんな優秀な学生がいたら素晴らしいのですが、面接という短時間で強い印象を面接官に抱かせるには、企業が求める人材にい合致した能力に的を絞ってアピールすることが効果的。
ここまで出来たら、後は自分がアピールする能力、軸となる能力を選び、その経験について深く掘り下げていきましょう。
とはいえ、何も一つに絞る必要はなく、いくつか候補として残しておく程度で構いません。
この次の段階から、それぞれの経験について深堀りしていき、アピールするに見合うものか具体的に検討していきます。
なぜ自分にその強みがあるのかを面接官に納得してもらうため、どういう経験であったか順を追って説明しなければなりません。
強みを決める上で、何をアピールしたいかという点で決めるのも良いですが、どれがアピールに適切か、何がアピールしやすいかという点でも考えてましょう。
それはつまり、企業の求める人物像に合致しているかどうか、ということになります
ESの準備その③:経験の深堀り
では、軸となる強み(の候補)が絞れたところで、それぞれ中身を具体的に検討します。
深堀りする上でポイントは、主に以下5つ。
②結果:そこから何を得たか
③原因:なぜ成功したかorなぜ失敗したか(どういう困難があって、どの様に対応したか)
④改善:どうすればより改善するか(失敗した場合、どうすれば成功していたか)
⑤反映:CAという仕事にどう活かせるか
さっきの粗い選別では②結果と③原因だけでしたが、この段階になると少なくともこの5点は必ず考えておいて欲しい。
面接官は大体がこの思考回路で考えるので、この順番で考えられていれば、論理的だし面接官も理解しやすくなるので。
「コミュニケーション能力が強み。学生時代に留学を経験し、外国人と積極的に会話することで英語力を磨いた。結果TOEICスコアが200点アップした」
この様に多くの学生は、②結果と③原因については話しますが、①動機、④改善、⑤反映について触れる学生は多くありません。
留学経験をアピールする学生は本当に本当多いので、余程特異な経験をした学生でもない限り、アピールの仕方を工夫しないと差別化は図れません。
特異な経験といっても簡単に出来るものではないので、やはりそのプロセス、考え方をしっかり整理し準備しておいたほうが良いと思います。
①から⑤まで、全てESに記載することは実質不可能、全部書こうとすると余裕で文字制限をオーバーしてしまいます。
ESはあくまで面接に呼んでもらうための呼び水なので、全て書いてしまわず、読者の興味を惹く書き方が必要です。
興味を惹く書き方といっても特別なポイントはなく、必要なものは慣れと経験。ただ闇雲に書き続けても意味はないので、この①から⑤までを常に考え、何度もトライ&エラーをすることで可能になります。
だからくれぐれも面接は受けっ放しにしないように。勉強と一緒、復習と対策が必要です。
せめて面接官が何を質問したか、何に対して納得していない感じがしたか、逆にどこが感触良かったかぐらいは覚えておき、振り返りましょう。
ES作成準備④:読み手に伝わる文章を試行錯誤する
さて、ここまで来るとESを書く準備が出来ました。
というか、この段階で自分の軸となる要素、アピールすべき部分の選択は済んでおり、書くべき適切なエピソードがはっきりしているはずです。
残す作業としては、どうすれば自分の言いたいことがより伝わるか、どういう言い回しにするかだけ。
恐らくここの部分が最も難しいんじゃないかと…
私だけかもしれませんが、言いたいことを文書化する、文書だけで説明するって難しくないですか?
読み手は予備知識ゼロの中であなたのことを文章で把握し、合否を判断しなければなりません。
セオリー通りに起承転結で書くとそれはそれで長くなって面白味がないし、突飛な論理で書くといまいち何を言っているかわからなくなるし。
正直言うと、文書ってある程度センスに依る部分があると思いますが、”人に伝わる文書を書く”という点では練習すれば習得可能なので、さっきも言った通りESを書いては面接を受け、トライ&エラーしかありません。
ただ強いて挙げるとすれば、
最初から完璧を求めず、まずは最後まで書いてみる。
これに尽きる。完璧主義は時間の無駄。スクラップ&ビルドの精神が重要。
例えばESの提出期限は今から1か月後とします。
まずは一旦文字制限も考慮して、最後まで文章を書き切ってしまいましょう。その後1-2日間を置いて、またその文章を見てみてください。違う見方が出来るはずです。
ESは時間がかかるもの、安易に一気に作り上げようとしない
日を置いて頭をフレッシュにして改めて見てみると、当初気づかなかったことに気づいたりするもんです。
ふと面接官の立場になって考えてみたり、テレビのバラエティーにインスパイアされて良い表現が思い浮かんだり、普段聞く音楽からヒントをもらったり。
ほら、有名クリエイターやコピーライターもそうじゃないですか。シャワー浴びているときにアイデアが浮かんだり、トイレしているときにふと思いついたり。
言い回し表現って、自分に引き出しがないという場合もあれば、引き出しはあるけど単純に思い出せないだけってこともあるんで、そういう何か他の刺激を得ることで最適な引き出しを見つけられたりすることもあります。
書いては修正して、書いては修正して、とにかくその繰り返し。
就職活動はどれだけ考え抜いたか、考えた分だけ報われます。
設問②:あなたの強みは何ですか。理由も含めてご記入ください(300文字以下)
こういう組み合わせって結構あるんですよねえ。
設問①と設問②、内容重複していないですか?挑戦した結果得られたもの、それが強みじゃん!て言いたくなるんですが、まさにその通り。
正直この設問チョイスはセンスないなって思っちゃいます。
こういう設問を組み合わせる意図は基本的に二つ。
②:単純に設問①以外の能力を知りたい。
ま、当たり前な内容なんですが(笑)
ここは人それぞれ戦略次第なので、あくまで私の場合ですが、私はいつも①で書いていました。
アピールしたい自分の軸は強く太くしたいので、それをしっかり読み手に見てもらいたい。
その軸を更に強くするエピソード、若しくは2番目にアピールしたい内容は自分の他の引き出に取ってあるし、それは面接のために取っておきたい。
初めからハードルを上げず、面接で初めて披露することで色々な経験のある人、幅のある人と思わせる、そういう戦略だってありだと思いませんか?
嫌らしい面接官だと「他は?他にない?」と聞いてくる欲しがり屋さんもいるので、そういう人用に二の手三の手を持っていたりします。
ここは人それぞれの戦略なので、自分で判断し、良いと思う方向性で書いてください。
これも何度も面接を経験すれば、どちらが自分に合っているかわかってくるはずです。
ES提出後の適性検査
適性検査はテストセンターになります。
恐らく英語が必要になるはずので、しっかり対策はしておいてください。そこまでボーダーは高くありませねんが、意外に落ちますからね。
ポイントは、テストセンターは誤謬率を測定していないので、わからなくてもとりあえず全て回答すること!
テストセンターの受験が早いか遅いかは全く関係ないので、基本的には期限ギリギリまでESは考えたほうが良いと思います。
テストセンターは最悪全国どこでも受験出来るし、テストセンターの枠がないってことはないので、全国どこへでも行く覚悟でいてください。
そのお金をケチって納得の行かないESを出すのは賢明ではないと思いますからね。
まとめ
今回はインターンシップですが、ESの基本的な構成や設問内容は本番も同じ。
ESを提出し面接の前に読み返すと思いますが、そういうときになんでこう書いたんだ!とか、こう書けばよかった!と思うことは多々あるはずです。
でもそれはごく普通なことなので心配しないように。
最初から自分の納得がいく文章が書けたら、小説家かコピーライターにでもなってください(笑)
ESは何度も書いては修正を繰り返し、面接で面接官のリアクションを見ながらブラッシュアップしていくものですから。
幸いこのESや面接は本番ではないので、仮に落ちてインターンを受講出来なかったからといって落胆する必要はありません。
本番に向けた良い経験と捉え、これから数多くのESを書き、数多くの面接を経験し、来る第一志望の選考の際に100%アピール出来る状態に持って行ければ良い。
そして幸運にもこのインターンを受講出来たら儲けもの。この機会を逃さず、しっかりアピールしてきてください。
くれぐれも “採用選考には関係ありません” の一言にだまされないように(笑)
人事は皆さんの一挙手一投足を逃さず見ていますよ。