どうもみなさん、おはこんばんにちは。
前回前々回とエアラインスクールについて書いてきましたが、今回は転職活動全般、特に転職に対する世間の評価について。
↓前回のエアラインスクール活用法(採用面接官の視点)は以下からどうぞ↓
転職に対する世間の評価
転職と言ったとき、皆さんはどんなことをイメージしますか?経験者、その道のスペシャリスト、リア充サラリーマン、忌むべき者、会社に忠誠を尽くせない者等々、いろいろあると思います。
どれも正解ではあるんですが、日本における転職って、世間一般的にどう思われているんでしょう。
日本における転職に対する評価
独自の考えですが、イメージとしては転職に対する日本での評価は、6:4でネガティブといったところでしょうか。
10年程前ぐらいは、転職者=裏切者、若しくは移り気で腰を据えて仕事することが出来ない人、会社が信用してはいけない人、なんて評価が当たり前で、
新卒で入社した人間(プロパー)しか信用するなという風潮でしたが、最近は劇的に改善されて来ているみたいで、だいぶ転職活動しやすい世の中になってきています。
以前より中途採用の募集をかける企業は目に見えて増加しており、待遇改善も進んでいることから転職へのハードルはだいぶ下がったと言えるでしょう。
そのため、新卒で入れなかった企業に転職で入社することも、もはや夢の話ではない世の中になっています!
とはいえ、一部の伝統的な企業、例えば財閥系企業などはプロパー社員同士の結束が強く、外様を歓迎しない企業があるのも確かであるため、転職は新卒ほど間口が広くはありません。
そういう意味で、6:4ぐらいの割合でやはりネガティブといったところ。
転職者が受け入れられるようになった背景
競争が激化する中で新卒だけでは優秀な人材が確保出来ない、若しくは新卒は育成するまで時間を要すため、時間のかかる新卒よりも即戦力になる中途採用を求める企業が増えた、というところでしょうか。
これは企業買収(M&A)と同じですね。採用活動はとてもお金がかかるものなので、人を採用するだけなら新卒採用で十分。
それだけでは優秀な人材を確保することが出来ない、即戦力を早急に確保する必要があるという目的から、時間をお金で買っているということになります。
アベノミクスを背景に企業活動が活発になった、景気が上向いてきたことも売り手市場になってきた要因でもありますね。
日系と外資系の違い
日系企業と外資系企業、それぞれにおける転職に対する考えは、かなり対極的
傾向の話ですが、日系企業は自社の成長のために転職者を仕方なく受け入れるイメージで、転職者が社長というのはあまり聞いたことがありません。
一方、外資系企業は、転職者を積極的に採用するイメージがあり、いくらでも外様社長は存在します。
本来外資系という意味は、日本以外の国で起業された企業のことを指しますが、ここでいう外資系は、外国人経営者であることを指します。
例えば、今話題の日産自動車。この会社は紛れもなく日本発祥の日本を代表する大企業ですが、転職者に対する考え方は確実に外資系。
現社長は日本人ですが、少し前までゴーンさんでしたし、何より大株主がフランスのルノーということもあり、経営陣には多くの外国人が起用されていますよね。
考え方がドライで考え方が非常に外国的、仕事に対する考え方以外にも、給与、人事、あらゆることに対して外資系。
ただし、この様な外資系は転職者に非常に高いスペックを求めますし、そもそも採用数がそこまで多くなく通年採用となるので若干難しい。
入社するには新卒の方がハードルはかなり低くなっていることは事実かと思います。
まとめ
日本における転職者に対する評価/見方は、基本的には改善傾向にあり、今後も景気拡大に際してその動きは加速することが予想されます。
「出世」を考えたとき、日系企業ではある程度限界がある印象、外資系は実力さえあれば青天井。「転職」ということだけを考えれば、日系企業の方がハードルは低く、外資系は難しい。
外資系企業:転職で入社するハードルは高い、出世も給与も実力次第
昔ほど転職に対して神経質になる必要はなくなったので、気軽に自分の市場価値を知るという意味で活動を始めてみるのも良いかもしれません。